Docusign 2023 リリース3の発表
Docusign 2023 リリース 3 に含まれるイノベーションは、契約書を作成し、より良い署名体験を創出し、署名済みの契約書を管理する方法に変革をもたらします。
多くの企業が契約書のデジタル化に取り組んでいますが、多くの場合、文書をPDFに変換したり、フラットファイルをデジタルで保存する程度にとどまっています。これでは、“デジタル”の強みを生かしきれておらず、契約プロセスについては、紙ベースのプロセスを単にデジタルで複製したに過ぎません。
契約プロセスには、シンプルなものもあれば複雑なものもありますが、どの契約プロセスにも共通する一連のステップがあります。
ドキュサインが提供する新機能を利用すれば、データをうまく活用できるようになり、あらゆるステップでインテリジェンスの力を生かし、ワークフロー全体を通してスムーズな流れを生み出すことが可能になります。つまり、契約プロセスをよりスマートで、より簡単で、より信頼性の高いものにできるのです。
Docusign 2023 リリース 3 に含まれるイノベーションは、契約書を作成し、より良い署名体験を創出し、署名済みの契約書を管理する方法に変革をもたらします。
それでは、Docusign 2023 リリース 3 のハイライトを見ていきましょう。
契約書の作成
多くの方が「契約書の作成プロセスをもっと簡単にしたい」と考えているでしょう。今回のリリースでは、ワークフローを自動化するとともに、契約書を作成するための高度なツールを導入することで、テンプレートの作成と編集を簡素化します。
Microsoft Word を使った高度なテンプレート書式設定
管理者は Microsoft Word を使って、CLM Essentials のテンプレートの書式設定ができるようになります。これにより、エンドユーザーはコーポレートデザインや機能標準に沿った文書を迅速に作成でき、文書テンプレートの書式設定がより簡単になります(日本での CLM Essentials 提供開始時期は未定)。
銀行取引における顧客登録手続きを合理化
Docusign CLM と **Salesforce Financial Services Cloud(FSC)**の統合により、文書生成とワークフローが自動化され、顧客は登録手続きを迅速かつ簡単に行えるようになります(日本未対応)。
契約書への署名
優れた署名体験は、取引の迅速化や、成約率の改善、顧客体験の向上につながります。そのため、デジタルCX(顧客体験)がシンプルで、シームレスに統合されていることは、これまで以上に重要になっています。
シームレスな埋め込み署名
デジタルでの取引が増えるにつれ、顧客が契約プロセスの途中で手続きを中断してしまったり、手続きそのものを放棄してしまう可能性を排除することは重要なポイントになってきています。
今回のリリースでは埋め込み署名の機能を強化し、画面上の表示形式を容易に設定できるようにして、Webサイトやアプリケーションのルック&フィールと契約書の見た目に統一感を持たせられるようにします。また、クリック・トゥ・サイン(ボタンをクリックして署名できる契約方式)を含むさまざまな署名方法が設定できるので、顧客が戸惑ったり、つまずいてしまうようなポイントを減らし、完了率(成約率)を最適化することができます。本機能は2023年10月より提供開始予定です。
契約書の保管と管理
契約に関する重要なマイルストーンを常に先んじて把握するためには、スマートな契約管理が不可欠です。そこでドキュサインは、CLM Essentials にカスタマイズ可能な契約リマインダーを設定する機能を追加します。
契約リマインダー
CLM Essentials をご利用のお客様は、カスタムEメールで契約リマインダーをスケジュールできるようになり、契約期間の満了、更新またはフォローアップ期限などの重要なマイルストーンの見過ごしや、対応漏れを防ぐことができます。ユーザーは、受信者グループごとにリマインダーをカスタマイズできます。例えば、財務部では請求リマインダー、営業部ではアカウントの確認リマインダーといった具合です。これにより、より効率的な契約書の管理が可能になります。(日本での CLM Essentials 提供開始時期は未定)。
その他に、Docusign 2023リリース 3 には、Microsoft との連携ソリューションや、不動産およびヘルスケア向けサービスに関するアップデートが含まれています。詳しくは、Docusign 2023 リリース 3 の特設ページをご覧ください。
※本記事はドキュサイン本社が2023年9月11日(現地時間)に公開した「Announcing the Docusign 2023 Release 3」の抄訳です。一部、日本国内では提供していない機能が含まれます。