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【新機能の紹介】Docusign Part 11 モジュールでSMS認証が可能に
ドキュサインは、ライフサイエンス業界向けのソリューション「Docusign CFR Part 11 モジュール」を提供しており、国内外の多くの製薬会社、医療機器メーカーにご利用いただいています。この度、新たにSMS認証機能を追加し、ドキュサインのアカウントを作成することなく、認証・署名手続きができるようになりました。
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ドキュサインの電子署名ソリューション「Docusign eSignature」は、さまざまな業界のお客様にご利用いただいており、国内外のライフサイエンス領域では特に高い実績を誇っています。
プレスリリース:国内製薬会社23社に採用 - 製薬業界のデジタル化を推進するドキュサインの電子署名
その実績の理由の1つに、弊社が提供するライフサイエンス業界向けのソリューションである Part 11 モジュール(Part 11 モジュールの概要はこちら)が挙げられますが、この度、Part11 モジュールを使用して署名する際、SMS で認証できる機能が新たにリリースされました。
「アクセスおよび署名時の SMS 使用」とは
Part 11 モジュールを使用する際、従来は署名者を特定できるようにするため、全ての署名者は必ずドキュサインのアカウントを作成し、そのアカウントで認証した上で署名する必要がありました。
しかし、社外のユーザー、例えば臨床試験に参加する患者や、医療従事者等にとっては、アカウント作成の手続きが負担になるといったフィードバックもいただいていました。
そこでドキュサインは、アカウント認証の代わりに、SMS で署名者の認証を行い署名ができる機能を新たに追加しました。これにより、署名者はアカウントを作成する必要がなくなり、特に社外の署名者に依頼する際には有効な選択肢となります。
「アクセスおよび署名時の SMS 使用」の利用の流れ
それでは実際の利用の流れを紹介します。
といっても利用方法は非常にシンプルです。エンベロープの送信者は、送信時に「CFR Part 11 対応エンベロープへのアクセスと署名の認証」の項目で「アクセスおよび署名時の SMS 使用」を選択し、署名者の電話番号を入力するだけです。
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エンベロープが送信されると、指定されたメールアドレス宛に署名依頼メールが届きます。署名者は「文書の確認」をクリックして文書へアクセスします。
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次に、携帯電話番号の下4桁が求められるので、正しい値を入力します。
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入力した携帯電話番号宛に、SMS でドキュサインの検証コードが送られます。
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受信したコードを入力し、「コードの確認」をクリックします。
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入力したコードが正しいことが確認されると、「電話番号が確認されました」というメッセージが表示されます。
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認証が正常に完了すると文書が表示されるので、通常通り署名手続きを進めます。Part 11 モジュールでは、署名時にも認証が求められるため、「署名」ボタンを押下後、認証プロセスを実行します。
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再度、電話番号の下4桁を入力する画面が表示されるので、前述の手順で SMS 認証を行います。
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認証が完了すると、文書上に署名イメージが記録されます。
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以上で Part 11 モジュールでの署名は完了です。
エンベロープの履歴や完了証明書には、SMS で認証された旨が明記されます。
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これまではドキュサインのアカウントでの認証が必須でしたが、今回ご紹介した新しい機能を活用することで、アカウントを作成することなく、SMS で認証を行い署名することができます。
また、認証方法は組み合わせて利用することができるので、
社内の署名者:ドキュサインのアカウントで認証して署名
社外の署名者:SMS で認証して署名
といったように、ひとつのエンベロープでも、受信者ごとに異なる方法で認証することが可能です。送信者は複数の認証方法から選択できるため、受信者ごとに最適な方法を選択し、より幅広いユースケースへ適用することができます。
ドキュサイン製品に関する詳細や活用事例、導入ノウハウにつきましては、弊社営業担当までお電話(03-4588-5476)またはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
ライフサイエンス業界におけるドキュサインの活用 →
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