さらに便利に!SMS配信機能のアップデート情報
契約相手が電子メールアドレスを持っていない、電子メールを殆ど利用していないといったケースで活用したいのがDocusign eSignature(ドキュサインの電子署名)に標準搭載されているSMS配信機能。今回新たに追加された機能とともに、SMS配信機能の特長や使い方、ユースケースを紹介します。
これまで、 SMS 配信機能について『ドキュサインの電子署名に新機能が登場!SMSで署名依頼の送信が可能に』や『人事部にオススメ!迅速なコミュニケーションを実現するSMS配信機能』などのブログで紹介してきましたが、今回新たに待ち望んでいた機能が追加されました。そこで本記事では、新機能の詳細とともに、SMS 配信機能の特長や使い方、ユースケースを紹介します。
まず、本題に進む前に SMS 配信機能についておさらいしたいと思います。
SMS配信機能は、Docusign eSignature(ドキュサインの電子署名)を利用して契約相手方に、SMS でリアルタイムに署名依頼を送信することを可能にします。一般的には、電子メールを利用して契約相手方に署名依頼を送りますが、受信する電子メールの数が増大している昨今、重要な契約書への署名依頼が膨大な受信メールの中に埋もれてしまい、タイムリーに処理できないといった声も多く聞かれます。
Docusign eSignature では、その豊富な API 機能を利用してお客様が開発されたカスタムアプリケーションで SMS 配信を実現することができましたが、皆さまから多くのご要望をいただいたこともあり、標準機能として同機能を 2020 年に実装しました。当初の実装では幾つかの制限が存在していたため、SMS 配信と電子メールを併用する形式でした。しかし、2021 年 12 月のリリースで、遂に SMS 単独での配信機能を追加実装し、ご利用いただけるようになりました。
本機能は、主にスマートデバイスを利用し、電子メールを殆ど利用していないユーザーに署名を依頼するケースにおいて、効果的に活用することができます。具体的なユースケースとしては、新入社員との雇用契約・入社手続き、短期的な雇用契約、口座開設、保険契約更新手続き、治験同意等が挙げられます。
もちろん、本機能を API 経由で利用することも可能です。既に Docusign eSignature の API を利用して接続しているアプリケーションを一部改良することで、大規模な開発や改修無しで、Docusign eSignature の標準機能である SMS 配信機能を活用していただくことができます。
なお、ここまで Docusign eSignature に新たに追加された標準SMS配信機能の特長について述べてきましたが、同機能が利用できないケースもありますので、以下制約事項として記載します。
署名グループでの利用
PowerForm(パワーフォーム)での利用
一括送信での利用
Docusign eSignature の標準 SMS 配信機能を活用することで、従来の電子メールを利用した署名依頼に追加する形で、契約相手方が電子メールアドレスを持たない、または電子メールを殆ど利用されていないといった理由で、紙と判子を利用して締結していた契約書の電子化を実現できます。
SMS 配信機能の詳細、また本機能を活用して契約処理の電子化や効率化を検討されている方は、弊社営業までお気軽にお問合せください。